「人と環境が共生する循環型都市」板橋区エコツアーに参加して

板橋区はH11年に都内ではじめて環境国際規格ISOを取得した自治体です

資源回収された色付ビンをブロックに
資源回収された色付ビンをブロックに
7月28日(木) 板橋エコツアー
板橋区はH11年に都内で初めて環境国際規格ISOを取得した自治体で、
「人と環境が共生する循環型都市」です。今回は、3か所の取組について視察しました。

板橋区立徳丸小学校(保水性ワインブロック)
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区立けやきの公園(腐葉土・防災公園)
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エコポリスセンター(緑のカーテン) 

*保水性ワインブロックについて…資源回収された色つきビンを利用。ビンを砕き粒状に加工したものを混入した保水性インターロッキングブロック。保水性・吸水性・揚水性にすぐれ、実験でアスファルトに比べ、最大で表面温度15.1℃の温度差を記録。 コスト面で8,000円/㎡と課題がある。区と民間企業が協働で開発した。

*けやきの公園は「地域が作る公園制度」第1号の公園で、周辺住民のワークショップからできた公園。現在は、けやきグループが管理や年8回のイベントを行なっている。区内に地域が作る公園制度を利用した公園が25か所ある。腐葉土づくりなどは近隣の小学生と一緒に行なっている。また、災害時の避難場所として利用できるように、井戸・カマドベンチ・マンホールトイレ・防火用水などが備えられており、年1回防災体験も企画されている。

*緑のカーテンを小学校に取り入れたのは板橋区が始まり。現在公立小中学校76校中、工事中5校以外のすべての学校で実施。公共施設や、住民の間でも広まっている。昨年の猛暑・今年の節電もあり、緑のカーテンは注目をあびているが、板橋区ではエコポリスを中心に積極的に広めている。毎年緑のカーテンの作り方の講習会や、ゴーヤの料理教室や緑のカーテンコンテスト、区内緑のカーテンめぐりバスツアー、メールによる情報提供など。

「環境の板橋」として、積極的に行政が取り組んでいました。東大和市は比較するともっともっと多くの自然が残されています。市民の中でも東大和の自然を愛し、保全に取り組んでいる方もいらっしゃいますが、まだまだ一部の方のように感じます。そして、行政の積極的な姿勢はあまりみられません。
板橋の公園では管理者がいることで多くの人に活用されていると感じました。今回行政と住民、そして、企業もかかわって活動を支えあっていることが印象的でした。
                    じつかわ圭子

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