厚生文教委員会の行政視察へ行ってきました。

1日目広島県福山市、2日目岡山県総社市の報告

福山市 5年後に100万本のばらを目指して、ばらをイメージしたまちづくり、ローズマインドで迎えていただきました。秋バラが庁舎前にも美しく咲いていました。会議室の中にも折り紙のバラが飾られていました。
学校教育ビジョンⅢでは「ばらと教育のまちをめざす全国水準の学校教育」、施策面では「授業を変えれば子ども(学校)が変わる」「みる・みる・みせる」といったキーワードを用いてポイントを押さえていました。また、その目標を実践するために「授業改善サイクル」を使って徹底した指導を進めていました。全体として、目指すことが明確で、分かりやすく、活力を感じました。
協働のまちづくりについては、基金を作り、予算をしっかり確保していること、小学校区に一つ「まちづくり推進委員会」があることに感心しました。運営面ではまだ課題も多いとのことですが、説明してくださった職員の方の熱意を感じ、羨ましく思いました。

総社市 「子育て王国そうじゃ」の掛け声の下、きめ細かく子育て支援について対応されていました。一つ一つの施策については、ずば抜けて優れているというわけではありませんが、みんなで子育てを応援する気運が醸成されていて、「まち全体で子育てを支援する」というしっかりとした目的があることが感じられました。そして、まちづくりに関しては、産・官・民・学という協働体制がしっかりとしていて、協議会と実行委員会とに分かれているところがすばらしいと感じました。専門家がメンバーに加わってつくられた「子ども条例」はただ形だけつくったというものではなく、しっかりと活用された条例になっていて、条例に基づきさまざまな施策が考えられているようです。
不育治療の助成金については、東大和市では未着手です。総社市では今年4月から制度化なので、まだ利用はなく、今後の様子をみながら対応していくそうです。
総社市内には県立大学があり、医療の面でも福祉の面でも協力が得られていました。
つづく