桜が丘2丁目に大型パチンコ店の建設構想!! なぜ。。。

桜が丘2丁目で、今、様々な計画が持ち上がり、市民の関心を集めている。

1.桜が丘市民広場の東側一部を削って学校給食センターの建設計画。(H28.4月稼働)

2.小平・村山・大和衛生組合による3市共同の資源化施設建設計画。(3月末に説明会。小平市、武蔵村山市、東大和市のペットボトル・プラスチック2品目の中間処理施設)

3.その間に大型パチンコ店の建設構想。(4月23日に近隣住民に対し説明会)

 

すでに解体が始まり立札が立っている

いずれの施設もたくさんの車が行き交うことになり、近隣大型スーパーが今後開店した場合、桜街道をはじめ交通渋滞や通学路の安全確保ができるか心配の声が近隣市民から多く寄せられている。また、資源化施設は化学物質による健康被害がないか、パチンコ店は風紀の問題などで、近隣市民が不安や反対の声をあげている。

今回新たに持ち上がったパチンコ店構想もそうだが、こういった大規模な開発事業が行われる場合、東大和市街づくり条例により、業者は市民に説明を行ない、看板設置を行なったうえ、市との協議を重ねていく。その過程で市民は意見書を提出することができる。しかし、意見書は、大規模開発の場合、近隣30mまでの土地所有者や建築物居住する方々などに限られている。市民説明会で、市民から出た意見をどの程度考慮してもらえるかは開発業者の裁量による。結局、まちづくり…、といっても、東大和市が持っているプランは広範囲な計画であり、個々の開発については、市から業者へ助言はできるが、強く要望したり、まして、強制的に何かをやらせる権利はないとのこと。

市民からすれば、今回のこの場所についても、市の無計画さ・業者のいいなりに見えてしまう。これならば、パチンコ店構想がある場所を市が借りあげて、狭くなった市民広場のために運動場として活用しよう、と考えられないものか。

今回は、土地の所有者はかわらず、土地売買が発生しないため、市も動けないとのことのようだが、市が本気でその場所を利用したいと望むなら、方法はあるのではないだろうか。

周辺は工業地域と指定され、高層マンションなどが増えてきた。工業地域ということは大型店舗や工場などを建てられるが、実際、マンションに住む住民たちは、静かな住宅地だと主張し、良好な環境を望んでいる。

このように、計画が持ち上がってから、それに反対するには大変な労力が必要だ。その点、街づくり条例では、地域をどのようにしていきたいかを市民が協議会を作って計画し、市に提案することができる。「緑や公園を増やそう」、「大型店舗は作らず、商店街を残そう」、などいろいろな計画を市民が提案することでよりよいまちが作られていく。しかし、この街づくり条例の理念は素晴らしいが、実際に協議会を作ろうとすると、時間がかかり、多くの市民の賛同も必要になるなど、条件はかなり厳しい。3年前に策定された街づくり条例であるが、市民による街づくり協議会は今まで作られていない。

計画が決まってしまってから後で文句を言うのではなく、初めの段階から市民が参加してまちづくりを進めることこそ、市民と行政の協働のまちづくりと言えるのではないか。

私、実川圭子は、桜が丘2丁目のパチンコ店建設に反対します。そして、今後のまちづくりを市民とともに行えるよう、街づくり条例の活用がしっかりできるように、市民参加のまちづくりを進めていきます。