「福祉の充実」ということ

 

車いすでも安心して移動できる歩道

 じつかわ圭子の5つの活動テーマを順番に紹介していきます。

   ●子どもが心身ともに豊かに育つ権利を守る

   ●福祉の充実

   ●食の安全を守る

   ●市民参加のまちづくり

   ●市民に役立つ議会に変える

 

 今回は「福祉の充実」ということについてです。少子高齢化が進み、東大和市も例外ではなく、高齢化率が24%と超高齢化社会を迎え、高齢化は今後ますます進んでいくと予想されています。

これまで行政は保育制度、障がい者自立支援制度、介護保険制度、関連する様々な制度など福祉施策を作ってきました。制度は複雑になり、当然、事務量も増え申請に時間がかかったり、手続きが煩雑になったりする面もみられます。

 私は福祉の基本は「助けあいのまちづくり」だと考えます。多様な人がお互いを認め合い、支え合って共に生きる社会を目指します。支援が必要な場合は行政サービスを利用することになりますが、支え合う仕組みを充実させることによって心の通ったまちづくりができると考えます。

核家族が増え、支え合いの仕組みは家族や親族から、新しい形が必要になってきていると考えます。そのために、地域で多世代の方や、障がいをもっていても健康な方でも誰もが集える居場所づくりや、コミュニティカフェなど、「場」づくりをしている自治体も増えてきました。

東大和市の中でも声掛け見守り活動やサロン活動など少しづつ増えています。これまで国の施策は入院や施設入所などを進めてきましたが、自立支援法や介護保険制度の改正などにより、地域で暮らし続けられるような仕組みづくりを進めることに方針が変わりました。そのためには福祉と医療の連携や家族の負担の軽減、地域での関係づくりなど様々な課題があります。

 将来がどうなるのか、先が見えないと不安になります。安心して暮らし続けられるまちとなるよう、住まい、医療、介護、就労など連携して支える仕組みを作っていきます。          (じつかわ圭子)