日本一子育てしやすいまちになるためには何が必要か?
東大和市は「日本一子育てしやすいまちをめざす」として、子育て支援に力を入れてきました。確かに東京都の自治体としては、保育園に入りやすい、緑や公園が多く環境がよい、若い世代でも戸建て住宅が手に入れやすい、など住環境はよい方です。
昨年秋に公表された平成29年度の東京都の区部と市部の出生率では、1位となりました。(平成26~28年平均出生率も1位)また、2017年度には主要都市における共働き子育てしやすい街ランキング第3位(日経DUAL)となりました。
しかし、大人からの視点で子育てしやすくても、そこで育つ子どもたちにとってはどうなのか、不満の声も聞こえてきます。例えば、学童保育は待機児童を出さないために、受け入れ人数を増やしているため、窮屈な思いをしていないか。中高生など若者にとっては自習スペースや学校と家庭以外の活動場所が少ない。など。
そして、本当に子育てしやすいまちは、あらゆる施策において、子どもの視点を取り入れる必要があります。道路を作るときも、施設を整備するにも、できれば子どもたち自身の意見を聞く場も作りながら子どもにやさしいまちづくりができてこそ、子育てしやすいまちになると考えます。
さらに、市民参加型の子育て支援を増やしていきたいです。親や保護者だけでなく周りの大人たちが皆で、自分の子どもだけではなくどの子もみんな、社会全体で育てていくことで、より充足感が得られると思います。子育てすべてを保育園に任せっぱなしにしたり、○○をやってくれない、○○してくれない、とならないように。子どもたちの成長を応援し、楽しみながら一緒に子育てしていけるまちになることが、日本一子育てしやすいまちだと考えます。
まずは、子どもたちが生き生きと自分の人生をあゆみ成長できるよう、その根底に必要な共通認識として、子どもの権利条例を東大和市でも作る活動をしていきます。