東大和市議会では市民に開かれた議会のあり方を調査する特別委員会が昨年度より2年間かけて、開かれた議会のあり方及び議会基本条例について調査を行なっています。今年1月には議会に関する市民アンケートも実施しており、その集計結果は5月の市議会だよりに一部掲載されました。そこで、今回、委員(市議会議員8名)により、中間報告会が行われました。
私は人数の関係で残念ながら委員にはなっていませんが、今回初めて、報告会という形で市民の方のご意見を直接聞くことができたのは、大きな成果だと考えます。市議会では議会傍聴、議事録の公開、議会だより、ホームページなどを利用して情報発信しています。しかし、まだまだ市民感覚とは隔たりのあるルールのもとに議会運営がされているのが現状でしょう。私は、議員間討議、すなわち、議員同士の討議の場を議会に設けること、インターネットを利用した議会公開、市民参加のあり方、とりわけ、議会報告会の開催が今後の大きな課題だと感じています。
市民の方から多く質問のあった議員定数削減と議員報酬削減については、議員と市民の方の感覚には大きく差があると感じます。その一つには議員の活動が広く知られておらず、正しく評価されているか、そのことを議員が真摯に受け止めるべきだと考えます。
定数と報酬については今後適正な数値を調査検討することになっています。定数については、25名だったところを22名まですでに削減しています。それに対し、東大和市の人口は増え続けています。多くの自治体では人口減少の対策が取られていますが、東大和の場合は増加してきているとのことで、しばらくは人口増加傾向が続くとみられています。そういったことも含め、議員定数削減は慎重に検討する必要があると考えます。議員報酬については、私たち生活者ネットワークは全て、お金の流れを公開していますので、ご意見などぜひお寄せいただきたいと考えます。 (じつかわ圭子)