3月市議会報告
3月議会の一般質問では「公園について」と「(仮称)総合福祉センター」の2点について質問しました。そして3月は予算特別委員会が開かれ、来年度(H27年度)の予算の審議が行われました。
◆公園について◆
市内には96か所の公園や緑道がありますが、開設から30~40年経っているものもあります。公園の老朽化対策として遊具などの総点検を行ない、危険がある9つについてはすでに撤去しました。そして、公園の長寿命化計画を作り、更新していきます。
市は、単に今後同様の遊具を設置するだけではなく、公園のあり方を見直し、特色ある公園造りをめざすとのこと。特色ある公園とは、幼児向け、高齢者向けなどのように活用用途を考え、地域の利用ニーズに合わせた公園とのこと。
検討にあたっては利用者や地域の方との意見交換会やアンケートなどで意見を募ることを考えているとのことだが、市民参加の公園造りプロジェクトを立ちあげてほしいと要望しました。
◆(仮称)総合福祉センターについて◆
平成28年4月開設予定でしたが、2回の入札を行なっても工事業者が決定しませんでした。原因を「建築資材の高騰と労務単価も上がっているため」と市は分析しています。3月末の3回目の入札でようやく工事業者が決まりした。開設時期についてはまだ決まっていませんが、工事は28年の7月ごろまでかかる予定です。
総合福祉センターは民設民営となりますが、今後市の負担分が増えることはないか質問したところ、市の実施計画上の予算が上限となり、これ以上増えることはないと答弁がありました。また、職員体制など今後法人が募集をしていくことになりますが、引継ぎなども含め滞りなく進めてほしいと思います。
運営にあたっては、第3者委員会による評価や運営協議会のように利用者や市民の意見を反映できるように市も監督していくとのこと。また、変更点など説明と情報公開をしっかりしてほしいと求めました。
◆集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回に関する陳情◆
今回提出された「集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回し日本国憲法第9条を守るための陳情」については、本会議最終日に不採択となりました。私は他国の戦争に参加することを認める集団的自衛権行使容認には反対です。国は、安全保障制度の見直しや自衛隊法の改正、憲法改正も視野に入れて動いていますが、そのことに危機感をおぼえます。議会では残念な結果になりましたが、市内でも議論ができるような場を作っていきたいです。
◆予算特別委員会での主な審議◆
一般会計は歳出約304億9千万円で、当初予算が初めて300億円を超えました。基金の切り崩しや市債の発行により財源を作ります。主な要因は、新学校給食センターの建設工事(H29.4開設予定)と、(仮称)総合福祉センター建設補助等(H28年度開設予定)、市役所庁舎等耐震化工事(H29年度終了予定)の3つの大規模工事が重なったことです。どれも先延ばししてきた工事で進める必要性がありますが、公共施設の建設や更新については計画的に進めていくべきだと考えます。市は今後公共施設白書や総合管理計画を策定していく方針です。無駄のない工事となるようしっかりチェックしていきます。
子どもを取り巻く環境が複雑になり、支援が必要な子どもがいます。これまで求めていたスクールソーシャルワーカーの配置が実現します。また、私立幼稚園保護者の方の負担軽減の補助額が月2100円から3600円に増額されます。市長は子育て支援を充実させ、子育て世代が元気になり、まちの活性化が図れるよう期待すると方針を示しました。私は、子ども不在の支援にならないように訴えました。
また、公民館や市民センターの予約がインターネットで行えるようになります。(10月ごろより) (じつかわ圭子)