香害啓発ポスター「その香り 困っている人がいるかも?」
シャンプーや柔軟剤など、香りを楽しむ商品が増えるにつれ、強い香りに悩まされているという相談も増えました。
今年(2021)の夏に5省庁(消費者庁・文部科学省・厚生労働省・経済産業省・環境省)連名で香害啓発ポスターが作成されました。東大和市役所では、3階環境部のカウンターの前に貼ってありましたが、市民の目に触れやすい1階ロビー周辺に貼ってほしいと伝えました。
香りの成分や香りを包んでいるマイクロカプセルの成分により、アレルギー反応が起こる方がいます。自分で使用しなくても、周囲から影響を受けます。個人の嗜好により使用していても、その香りにより、体調を崩す人がいます。友だちの服の柔軟剤の香りのため教室に入れず学校を休まざるをえないお子さん、通勤電車内や会社の同僚の使用する柔軟剤により体調を崩して退職した方、近所の洗濯物の香りのため窓を開けられない、引っ越しをせざるをえない方、など。
生活者ネットワークでは、昨年(2020)都内小中学校に「学校保健における香害対策についてのアンケート調査」を行ないました。また、同年7月には「柔軟仕上げ剤、消臭剤等を家庭用品品質表示法の指定品目にする」、「香料の成分表示を義務づける」を求める要望書を国に提出し、関係省庁と懇談しました。「実態解明が進まないと規制はできない」と、国は対策には消極的でした。https://www.seikatsusha.me/blog/2020/07/31/15153/
ポスターが作成されたことは、一歩前進です。
学校の給食着、児童生徒の洋服や体操着、保育園のお昼寝用のお布団やシーツなど、集団生活や公共の場では、香りの強いものは使用を控えるように今後も周知していきたいです。
※香害に関してその他の活動
2018/5/22「緊急院内集会-香害110番からみえてきたもの」出席
2018/6/6 第2回定例議会一般質問
2019/5/22「緊急院内集会-柔軟剤・香りマイクロカプセル」出席
2019/2 チャレンジレポートNo.94掲載