「新しい給食センターに『高強度磁器食器』の導入を求める陳情」について

2013年1月31日 11時37分 | カテゴリー: 活動報告

昨年11月に新給食センター建設にむけて、学校給食基本計画が策定されました。計画によると新給食センターに導入される食器は個々食器になり、プラスチック製です。

子どもたちが毎日9年間使用する食器については、食育の面から、多くの学校で磁器食器が導入されています。給食センターの建て替えに合わせて、磁器食器に変更するよう、1511筆の署名ともに、陳情が提出されました。

<陳情趣旨>

 新しい給食センターに導入予定の学校給食用個々食器は、石油原料である合成樹脂製のものではなく、高強度磁器食器(エコマーク認定・給食用)に変更するよう議会として市に働きかけてください。

 

以下は、今回の陳情審議にあたり、厚生文教委員会と本会議で私が行なった討論内容。

<厚生文教委員会での討論> 

本、陳情に賛成します。給食食器の改善は、多くの保護者の長年の要望です。新給食センターの建て替えに伴い、食器がランチ皿から個々食器になることは、その要望に応えていただいた結果であり、大変、歓迎するところです。

一方、今回策定された学校給食基本計画はどうしても、片手落ちの感が否めません。給食食器の改善の要望は、その形態を個々食器にすることと同時に、その材質においても、安全で衛生的で、家庭でも通常使われている磁器製を使用して欲しい、ということは、当市議会でも、24年も前の請願が出されている頃から続いている要望でもあります。

 磁器製の食器は、現在、都内の多くの学校で使用されており、年々導入する学校が増えています。また、市内の保育園でも努力の結果、全ての園で、磁器製食器が使われています。このことは、子どもたちにとっては、磁器製食器を使用することは、食育の面からもメリットがあるからに他なりません。

 しかし、そういった、声も届かないまま、給食センター建設に向けての学校給食基本計画が策定された今、計画の一部を修正することになる、高強度磁器食器の導入は困難であることも承知できます。

とはいえ、設計は来年度、建設は再来年度からです。まだ、修正は可能です。もし、今のままの計画で建設されたとしたら、建設後、仮に食器の変更の要望が出ても、次の建て替えまでおそらく変更できないでしょう。計画を修正できるのは、今しかありません。

 子ども達が、9年間、毎日使う食器です。磁器製の食器を使用することは、現在、決して特殊でもなく、贅沢でもありません。健康で、日本の伝統的な食習慣を学ぶために、必要なものです。

 子ども達のために、今できる、今しかできない、高強度磁器食器の導入を強く要望し、この陳情に賛成します。

 

<本会議での討論>

 現在、都内区部では90%以上の学校で、市部でも、70%近い学校で、磁器製食器を使っています。また、多摩地区の給食センター方式の市で個々食器を導入している8市のうち、5市で磁器製食器を使っていて、立川市でも来年3月からセンター方式7000食分、磁器製食器を導入します。また、市内の保育園でも全ての園で磁器製食器を使っています。磁器製食器がスタンダードになり、子どもたちの健康で、日本の伝統的な食文化の継承のために、必要なものだと考えます。

 

本陳情は議会に向けてのものですが、今後、教育委員会の皆様には今回の陳情署名者1500名以上の方々の気持ちに真摯に向き合っていただきたい。そして、10年後を見据えて、給食センターの設計への過程で、高強度磁器食器の導入を再検討し、計画を修正していただけることを、切に願います。

以上、私は、本、陳情に賛成の討論をしました。

 

 議会では、12月21日の本会議で不採択となりました。主な理由は、磁器食器は割れることがあり、割れた後の処理やコストの面で、また、重くて取り扱いの面からも、プラスチック製の方が優れているとのこと。

 現在、市内の保育園で、15園全園、磁器食器を使用しています。数値には表せませんが、コストに勝る教育効果があると私は考えます。今回の陳情が採択されなかったことは非常に残念なことです。

 新給食センターは今年度H24年度地盤調査(桜が丘市民広場東側)を行なっています。H25年度設計、H26~H27年度建築工事、H28.4月に稼働開始予定。