子どもたちがのびのび遊べる公園を

 市内空堀川流域には3つの未整備の都市計画公園があります。川の整備に合わせて公園の整備を行なえば無駄が少ないはずですが、財政の余裕がないことから市は事業化を進めていません。特に、下砂公園の計画地である、7小の南側一帯は雑木林の残る貴重な林間公園です。現在は下立野林間こども広場として、民有地を市が借りています。キャンプ体験などもでき、ボーイスカウトやプレイパークなどをはじめ、多くの子どもたちに親しまれています。民有地ということもあり、土地の所有者の意向により、将来返却する可能性もありますが、市内にはたき火をしたり、穴を自由に掘ったりできる公園は他にありません。駅の近くでこのようにまとまった雑木林があることも貴重で、是非とも残していきたい自然の一つです。

 都市計画公園の下砂公園は、早く事業化し、市の所有する公園としていくべきと考え、議会の一般質問で取り上げました。平成5年には公園の計画の敷地面積を増やしていますが、当時畑だった部分に現在では住宅が建てられている場所もあります。雑木林の部分も、住宅が建てられてしまってからでは、(立ち退きや補償の関係で)公園にしていくことは非常に難しくなります。議会の中では、「計画のすべてを一度に事業化するのではなく、部分的に行なうこともできること」を確認しました。また、「都市計画公園を作る際には、国や都からの補助金も活用できること」も確認しました。                                   

 財政状況が厳しい中、公園に予算を割くことはなかなか難しいことですが、自然を保全する方が、一度なくしてしまってから再生するよりもコストや労力の面でも効率が良いことは明らかです。 また、プレイパークについては、子どもたちが自由に、しかし、自分で責任を持って遊ぶという場所で、都内でも数が増えてきています。最近では、常設型といって、週に5日以上を目指すプレイパークも増えてきました。(東大和市の場合は、市民団体の方が中心になり、ほぼ月に1度開催。)

 私はこれからも、子どもたちがビデオやゲームから離れて、五感を思いっきり使って自然の中で遊び、学べる体験ができるような環境を守っていきたいです。(じつかわ圭子)

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