販売コーナーということで、店内は4人入っていっぱいという感じでしたが、丁寧に迎えてくれました。厨房が見渡せるオープンキッチンになっていて、その奥は通所している皆さんがお昼を食べている食堂まで見通せます。クッキーやケーキの販売もあり、本格的な味わいのコーヒーがおいしかったです。
事前連絡をしないで行ったのですが、作業室なども見学させていただきました。平屋建てで、たっぷりとスペースを取った吹き抜けのあるホール・食堂を中心に、作業室や生活介護室がありました。また、静養のための和室が2室、相談室、シャワーや更衣室がありました。バリアフリーで、木をたくさんつかった室内は明るく広々としていました。
4月から、就労支援継続B型と生活介護の多機能型事業所となったとのことです。市内には就労移行支援事業所がないため、この場所でおこなえないか伺ったところ、スタッフの手配などが難しく、ここではおこなわないとのことでした。一般就労につなげるための移行支援事業所に通うには近隣市に行くとのことです。
昨年から障害者の就労支援相談が市役所会議棟で始まりました。今年度は昨年より時間を延長し、担当職員も1名増やして対応しています。また、(仮称)総合福祉センターについても建設に向けて協議が再開され、そちらの機能の充実も期待されるところです。
市内には3500人あまりの障害を持った方が暮らしています。就労は特に大きな問題です。一般雇用も経済的に厳しい情勢ですが、その人にあったいろいろな働き方が地域でできるように、働く場を作る必要性を切に感じます。
じつかわ圭子