「東大和市気候非常事態宣言決議」と「少人数学級の推進に関する意見書」が全員一致で可決!
2020年第4回定例議会の最終日(12月16日)に2つの議員提出議案が全員一致で可決しました。
「東大和市気候非常事態宣言決議」と「少人数学級の推進に関する意見書」です。
「東大和市気候非常事態宣言決議」に関しては、私も今回の一般質問でエネルギー対策について質問した中で、市として宣言を出さないか、と市長に尋ねました。東大和市のエネルギー対策は、未だ人や予算が割り当てら得ていないため、抜本的な見直しや政策転換ができていません。公共施設関係のCO2排出量も削減ではなく、H27年を基準として6.7%増加しています。すぐにでも取組まなければならない課題です。市の姿勢は、「国の動向をみる、今後の技術革新に期待する」など及び腰です。今回は、国会の衆参両議院で決議が可決されたこともあり、東大和市議会として「気候非常事態宣言決議」を可決しました。今後は、行動に移すための取り組みを市民の皆さんとともに進めていきます。
「少人数学級の推進に関する意見書」については、学校の教室における「密」をできるだけなくすために要望するものです。私としては、学習面や生活面でもあらゆる教育場面を考えて、少人数学級を進めたいと考えますが、今回は一致できる範囲での内容となりました。国も段階的に35人学級を進めることになりました。将来的には、20から30人以内だと、今の学習の進め方のように、話し合ったり、子どもたちの考えを発表したり、十分にできるのではないかと思います。また、この意見書とは直接関係するものではありませんが、今議会に「30人以下学級の早期実現を求める陳情」が出されましたが、残念ながら不採択となりました。不採択の主な理由は、少人数の良さは理解するが、東大和市独自では、教室の確保、教員の採用や人件費などを考慮すると今はできない、ということです。今後は、学校の統廃合や校舎の改築の長期的な計画も見直していく必要があります。
今回の決議と意見書の内容については、東大和市議会のホームページでご覧いただけます。