山梨県都留市のエコハウスと小水力発電元気くんを見てきました
3月23日に中央公民館主催市民企画地域問題講座「どう活かす?自然エネルギー」で、山梨県都留市に視察に行きました。
豊かな水を江戸時代から利用していた都留市では、水の力に着目して、H18年4月に最大20kWの発電ができる水車を作りました。全国初の小水力発電所は補助金の他に、住民参加型の市場公募債「つるのおんがえし債」を発行して、市民の協力のもと建設されました。
発電した電気は、敷地内の市役所、エコハウス(21世紀環境共生型住宅)、城南創庫(植物栽培設備展示施設)で利用され、余剰電力は売却しています。
都留市は元気くん1号を建設した後、小水力発電を交流人口の増加や地域振興につなげていくことを目指した「アクアバレーつる構想」を取りまとめ、水の力で地域の未来を築き、子どもたちのために、エコバラタウン(エコロジカル・バランスタウン)の実現に向けて取り組んでいます。
エコハウスは環境省のモデル事業で、H21年度に完成し、住宅環境対策に関する普及活動などやエネルギー消費量を減少させるための住まい方などを提案しています。
県産材を使った建物は、採光や通風を工夫し、太陽光・雨水・グリーンカーテンを利用し、まきストーブや蓄熱床を使って、柔らかな暖かさで迎えてくれ、とても居心地の良い家でした。
植物栽培設備展示施設は、小水力発電の電力を利用した施設で、水と照明と温度管理で一定の品質の野菜を生産しています。土を使わないので、害虫がいないため、農薬が不要で、洗浄せず食べることもできます。私たちは、取り立ての「アイスプラント」を試食しました。水に塩分を含ませていて、少し塩味のきいた新鮮なおいしさでした。
研修を終えて、東大和市内にもエコハウスを作りたいという考えが強くなりました。私は以前から、環境団体の活動を通して、エコハウスには興味を持っていました。今後、関心がある方々と一緒に、ぜひ、エコハウスを市内に作り、環境に関する情報の発信基地にしていきたいです。